お知らせ・ブログ

2021.03.062021年1月の中古マンション相場について

今月も近畿レインズより1月の近畿圏市況レポート(月報)が2/19に発表され、見づらくなってしまったレイアウト変更にも少しなれてきました。

大阪府全体としての成約状況・新規登録状況・在庫状況、大阪市中心6区(中央区・北区・西区・福島区・天王寺区・浪速区)として成約状況・新規登録状況、北区として成約状況の公表というなかなか難しい比較対象の中からなんとなく見えてきた事柄をピックアップします。

大阪府全体としての成約件数は最悪期を脱して微増する一方、やっぱり売出件数は減少が続き、市場における売主側の様子見姿勢は強まっている模様。特に北区に関して、先月は成約件数、成約金額、成約面積全てが上昇していたものの、やはり12月ということもあって一時的に企業保有の高額投資物件売却の動きが活発だっただけと思っています。

現状では実需物件に関しては新規の売出物件が少ない中で購入需要は安定しているため相場は需要過剰で相場は上昇しています。

今後の不動産市況についてはプロの方でも好不況で意見が分かれる中、現場の人間としては金融機関による元金据置措置などが切れる頃から、住宅ローン破綻が表面化してきて売却物件が増加して買手市場がやってくるとずっと考えています。

また一部で金利上昇のニュースが取り沙汰されているものの、影響を受けているのはフラット35や10年固定といった長期ローン商品のみ。変動金利に影響を及ぼす短期プライムレート、その短期プライムレートは日銀の金融緩和策に左右されるため、次回3/18-19に開催される金融政策決定会合を注視したいところです。

最後にとうとう発表される資料の前年比データがコロナの影響をまともに受け始まるため、引き続き数字とにらめっこしながら肌感覚の修正を加味していきたいと思います。