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2021.03.192021年2月の中古マンション相場について

今月も近畿レインズより2月の近畿圏市況レポート(月報)が3/15に発表されました。

大阪府全体としての成約件数は再び微減し、新規売出件数の減少も大きく、在庫は引き続き減少しています。一方で市場における売主側の様子見姿勢は続いているものの、中心6区の新規売出件数は微減にとどまり、北区に関しては成約件数が再び微増に転じ、これが実需なのか年末にあったような企業保有の投資物件売却の動きなのかは不透明です。

現場の感覚では購入需要に新規売出しが追いつかず一時的な需要過剰で相場は引き続き急上昇中のイメージを持っています。

今後の不動産市況についてはプロの方でも好不況で意見が分かれる中、業界のセミナーでは講師が「コロナの影響は一時的で相場は崩れず堅調に上昇基調」と口を揃えていました。大企業の赤字発表が続く中でコロナ倒産やコロナ失業も多く、金融機関による救済措置などが切れる頃から住宅ローン破綻が表面化するコロナショックにより、新規売出が増えてくるとずっと唱えているものの未だに実感はありません。

住宅ローン金利も気がかりでしたが、昨日から始まった日銀の金融緩和政策会議において短期金利政策は現在の水準が維持されることが決定して一安心しつつ、次月よりとうとう発表される資料の前年比データがコロナの影響をまともに受け始まるため、引き続き数字とにらめっこしながら肌感覚の修正を加味していきたいと思います。