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2021.07.172021年6月の中古マンション相場について。

今月も近畿レインズより6月の近畿圏市況レポート(月報)が7/13に発表されました。公表されているデータが前年比と先月比のみのため数値的に例年と比較することができず、今月より感覚的なコメントに差し替えさせていただきました。

全体として新規売出件数が引き続きとても少なく、在庫は減る一方で、成約状況は増えてきました。購入組が待ちきれなくなって動き始め、少ない物件を取り合う状況が継続。ただし相場上昇の一因として新築転売を狙った業者再販物件の放出も多くその影響も少なからずあるでしょう。

個人的にはやはり一時に比べて強気価格で売出開始するものの価格調整が入って成約するパターンが増えてきているのと、「新築販売価格がわからない海外のお客さんご紹介くださいませんか」というバチ当たり?な業者さんの訪問が多いのでそう感じています。

今後の不動産市況については私のように、コロナ倒産やコロナ失業から金融機関による救済措置などが切れるタイミングで、住宅ローン破綻が表面化するコロナショックにより新規売出がドバっと増えて相場は下がると唱える者と、ワクチンも進んでくればアフターコロナで2025年の大阪万博に向けて爆上げ相場がやってくると唱えるものとに二分しています。

少ない物件を取り合う状況から堰き止めていた水が一気に流れるような供給過剰になれば、坂道を転がるように下がると思うのですが・・・本当に北区は上がっています。マンション売却なら「今」でしょうし、中古マンション購入なら「待ち」のスタンスをおすすめしています。