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2022.05.16住宅ローン金利について

住宅ローンの金利上昇による返済不安や、金利動向に関するご相談事例が増えてきました。

あくまで個人的な見解として“将来的な金利上昇は避けられないが、長期固定を追い抜くようなことはおきない”と考えています。

理由として1990年代後半のゼロ金利政策から変動金利が10年長期固定より高くなったことは一度もなく、2006年に量的緩和政策が解除されると一時的に変動金利が上昇したものの、それでも10年長期固定を超えてくることはありませんでした。2010年には包括的な金融緩和政策が再び復活し、直近の日銀政策会合でも金融緩和スタンスを明確に確認しています。

このような状況から黒田総裁の任期である来年4月までは金融緩和政策が継続され、また日銀が10年物国債金利が0.25%という上限を上回ることがないよう調整している限りは、5年ルールや125%ルールの発動はありえないと思っています。