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2024.07.07不動産売買での仲介手数料を考える

最近は不動産売買の世界でも仲介手数料無料や半額など極端な割引をするところが増えてきました。「仲介屋なら胸を張って仲介手数料を頂戴できる仕事をしろ。副商材のキックバックみたいな小遣い稼ぎに走るな」と口酸っぱく言っていた師匠の言葉は今も現役です。複雑な業界の世界をできる限りわかりやすく、実際のところどうなのかとことん考えてみました。

【無料の場合】

売却案件で仲介手数料を無料にする場合は、物件を囲い込んで何としても購入者を自社で見つけないと単なるボランティアになってしまうでしょう。購入案件で仲介手数料を無料にする場合は、リノベ再販物件など売主が業者の物件で紹介手数料が出る物件でないとこちらもボランティアになってしまします。

【半額の場合】

単純に考えて案件を2倍速で回さないと元がとれません。2倍速で回すために共有持分など権利関係が複雑であったり、自己資金や個人属性が懸念される案件にどこまで時間を割けるかは疑問です。また売却案件の場合ですと、こちらも物件を囲い込んで積極的に買主さんからの手数料も狙って「双方からの手数料=両手取引」を目指したいところでしょう。

【小遣い稼ぎ】

主収入を削った分はそれを副収入で補う必要があり司法書士や引越業者が業者指定であったり、ローン事務手数料・書類作成費用といった不可思議な費用には注意しないといけません。おそらく転居後にはインターネット回線やウォーターサーバー・活水器、電気ガスなどのライフラインの営業電話が鳴り止まないでしょう。

【当社では】

成約価格が1,000万円以上の場合は10%OFF、5,000万円以上の場合は20%OFFの仲介手数料割引とさせていただいております。「信頼できる不動産会社で少しでもお得な仲介手数料」というお客様のご要望にお応えすべくギリギリのラインで設定させていただきました。