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2025.08.28需給ギャップの正体 ― 売主様は強気、買主様は慎重

最近の不動産市場を見ていると、売主様と買主様のあいだで“温度差”がどんどん広がっているのを感じます。とくに大阪市北区では、その傾向がよりはっきり表れています。

新築が少なすぎる現状

大阪市北区の新築マンションは梅田エリアの投資用をメインとした高級タワマンばかり。数が少ないうえに価格が高すぎて、普通に住むための物件はほとんどありません。その結果、程度の良い中古マンションに人気が集中しています。売主様はここ数年の不動産価格高騰から「相場が上がっているなら高く売りたい」「まだこれからもっと上がるのでは」と考えられますし、大手さんは超強気な査定を出すことも多いなかで、当社は販売事例や成約事例をもとに現実的な査定をしていますが、高預かり前提の非現実的な水準までは出せないので、そこで競り負けることもあります。

買主様の慎重姿勢

一方の買主様はというと、これまた厳しい状況です。価格も金利も上がっているので、住宅ローンの金額は大きく、月々の返済も重くなりがち。契約時に必要な手付金も「物件価格の1割」と考えると、そもそもその段階でハードルが高い。収入が増えていない中では、資金計画でつまずく方が増えているのも現実です。銀行もローンの年数を伸ばして工夫していますが、完済年齢という壁はどうしても避けられません。低金利が売りだったネット銀行での審査落ちも目立つようになってきました。

ご縁がまとまる物件とは

売主様は強気、買主様は慎重――。その目線の交わる場所が少なくなっているからこそ、ご縁がまとまる物件はますます限られてきています。簡単にはいきませんが、そのひとつに出会えるかどうかが不動産の醍醐味であり、私たちの腕の見せどころなんだと思います。