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2026.07.12数字だけでは見えない市場の「潮目」
近畿レインズの6月マンスリーレポートでは、2か月連続で下落していた市内中心6区の新規登録価格が持ち直しました。しかし、この10年で2倍以上に高騰した北区の中古マンション市況は、ペアローンや超長期ローンを活用しなければ手が届きにくい価格帯となり、買いたくても買えない実需層の足踏みは、数字以上に現場の停滞感として感じられます。
売り手側の環境にも異変が起きています。東京商工リサーチの調査では、上位4%の大手企業が業界売上高の約8割を占めるまでに寡占化が進んでいる一方で、最近は「大手に預けているけれど、なかなか売れない」という売却の相談を耳にする機会が増えてきました。もちろん個々の事情はさまざまですが、画一的な販売手法だけでは、動かない物件が在庫として積み上がりやすい局面に入ってきているのかもしれません。
価格だけを見れば、市場は底堅く映ります。しかし、買い手の資金力には限界があり、これまで通用していた強気一辺倒の売り方にも変化が求められる時期に差しかかっているように感じます。 数字だけでは見えない市場の「潮目」が訪れつつあるのかもしれません。来月のレインズでは、どのような数字になって表れるのか注目しています。











