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2019.08.22マンション安く買えます!ってどうなの?

少しでも1円でも安く買いたいとお考えの買主様ゴメンナサイ。 基本的にマンションでも不動産は相場でしか売れないと思っています。 この情報社会の時代に相場より安く買おうと思えば、どこかで帳尻を合わせる必要が出てきます。

仲介手数料をディスカウントしようとすれば下記4点のどれかです。

①売主側からの手数料で補う

②値引き分を諸費用に上乗せする

③仕事を楽する

④そもそも手数料以上に差額をとっている

まず① 売主側と買主側にそれぞれ業者がつく“片手仲介”ではタダ働きになっちゃうので、売主が業者もしくは売主側も買主側も同じ業者が扱う“両手仲介”しか手数料は安くできません。 うちでも北区で売りたい人と北区で買いたい人が集まるものの実際のところ両手になる率は低いです。 理由は投資目的や実需目的や間取りやエリアや予算etc、それはそれは人生色々でそう簡単にマッチングしてビンゴせず、ビンゴを狙うよりレインズ使ったほうがてっとり早いのも事実なわけで・・・ 結論を言うととことん両手狙いじゃないと無理です。

ついで② ローン代行手数料やら、倍額に近い司法書士手数料などたまにおそろしい諸費用を目にすることがあります。引越業者を含めていろんなものが提携で指定されていたらその類かもしれません。

そんで③ これ最悪なパターン!不動産屋が物件調査とか放棄したら不動産屋じゃないでしょ。 誰だって調査や確認や交渉は時間食って面倒なのは同じで私達はそれでご飯食べさせてもらってます。 売主側に売買契約書と重要事項説明書作らせて、買主側の主張だけ特約に盛り込むってどう? 共同仲介なんだから売主側と同じレベルで物件調査して、契約事項とか何回も何回も互いに確認して仕事しましょう。

最後に④ 投資物件を入居者付きで安く購入し、追い出しも含め退去のタイミングで実需物件として売るパターンとか、自社買取で買い叩いて安く仕入れた物件を売るパターン。 ザックリと例えば2000万なら手数料は66万なので、1900万で仕入れて2000万で捌けばすでに100万の差益確保。

一見して購入者には特に見えますがリフォーム費用など徹底的に浮かせるため、クロスの二重張りなどハリボテの工事をよく目にします。 仲介手数料を半額にすりゃ、単純に案件を2倍とらないといけないわけで、もしうちが2倍忙しくなったらスタッフ必要になるだろうなとか考えてしまうし、スタッフ増員したら経費も余計にかかって悪循環な予感もする。