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2019.11.13中古マンションの仲介手数料無料って?

てっきりお部屋探しの世界だけかと思っていたら中古マンションの購入シーンでも最近増えてきました。複雑な業界の世界をできる限りわかりやすくを心がけ、実際のところがどうなのかとことん考えてみました。

【売主側からもらえるか?】

リノベ物件など業者が売主なら仲介手数料は出る可能性が高いものの、業者売主の物件なんて1割あるかないか程度です。
個人が売主の場合でもそれが自社のお客さんでない限り、売主側から仲介手数料は入ってきません。自社で売主も買主も仲介することを両手仲介と言いますが、これすら否定しているところの収入は業者売主の物件のみに絞られてしまいます。
このように両手仲介か業者売主物件だけで成り立つわけもなく、実際は「無料にならなくても半額」などのパターンを最初から狙っているのでしょう。これでも単純に仲介手数料を半額でやりくりしようと思えば、2倍の案件数をキープしないと採算がとれません。

【経費削減の効果】

当社は超少人数で、WEBサイトも自社運用、チラシもまかず、ポータルはSUUMO・HOME’Sを捨ててathomeのみ、店にかかる家賃もなく、ネット検索したときに表示される広告もせず・・・ここまでとことんコストを削ってボロ儲けかと言われれば決してそんな事もありません。
少なくともSUUMOやHOME’Sで露出が多かったり、1階にお店を構えていたり、ネット検索の広告で出てくるところはそれなりの経費はかかっていると思います。

【ってことは】

仲介手数料の減少分をコストダウンで全てまかなう事は困難なことから、それなりの成約数を追う必要があると考えます。手っ取り早く数を追うにはお客様に手間をかけない一方で手間のかかるお客様を効率的に弾くことが最重要。スタートとなるお問い合わせの反響数を増やして、いかにに太客を選別してゴールの成約数に結びつけるかです。

【つまり】

人生で一番大きな買い物なのにネット銀行利用の可否、元利均等と元金均等の違い、繰上返済の仕組みと効果、変動金利の未収利息などの説明はサクッと済まされるかもしれません。いっぽうで車のローンがある、年収が200万円代、勤続年数が1年未満などの事情の複雑なお客さんは弾かれるかもしれません。

【当社では】

一人ひとりのお客様のライフスタイルに応じて案件ごとにじっくりと向き合います。中古マンションの購入に限らず不動産取引で目先の成約数を追うことはリスク以外の何物でもありません。当社ではすべての取引において常に薄氷を踏む思いで二の矢三の矢を準備して行動しています。